長期自動車保険はお得！？１年契約と３年契約の違い

自動車保険といえば、従来は１年ごとに更新するものでしたが、

最近は３年契約や長いものでは５年契約といった

長期間で契約できる自動車保険契約を推奨する保険会社や代理店があります。

では、この長期契約は１年契約と比べてお得になるのでしょうか？

答えは、ケースバイケースです。

たとえば、あなたが３年契約の自動車保険に加入し、

３年間事故が１件もなかったとします。

その場合、保険料算定の基準となる等級の進行の面から考えると、

１年ごとの保険を３年間更新した場合と同じになります。

その間に、保険料の改定がなければ支払った保険料も同じということにになりますし、

全体としての保険料水準が上がっていれば、上がる前の水準で契約していますので、

長期契約がお得、全体としての保険料水準が下がっていれば損となるでしょう。

では、事故があった場合はどうでしょうか？

もし、３年契約でその期間中１回の事故が起こったとすれば、

割引等級の進行の面から考えると１年ずつ契約を３年間更新する場合より

お得になる場合があります。

万一、３年契約で期間中に２回以上事故があったとすれば、損になる場合があります。

これは、長期自動車保険契約の場合、ノンフリート等級というものが、

公式のようなものに当てはめて、次に更新した際の等級を決定することから

おこります。

また、事故が起こると事故有係数適用という、保険料が割高になる

係数を数年間適用する制度もあります。

したがって、長期契約はその期間中に事故が１回だと１年契約に比べるとお得に

なる場合がありますが、複数回事故があると割高になる場合が

ありますので注意が必要です。

契約時には、どちらがお得とは断定できませんが、代理店やセールスマンによっては

「自動車保険は長期契約がお得ですよ！」という方もいます。

ですが、長期契約になると事故が起こった場合、その回数によって

得になる場合と損になる場合があることに注意して

長期契約にするかどうかを決めてください。

この機会に自動車保険の見直しをされてはいかがでしょうか？

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